瞑眩(メンゲン)について

鍼灸をを受けたあと、ダルさや眠気、気分が悪くなったり、逆に痛みがひどくなったりという反応がでることがあります。
これは瞑眩反応といって、
一般的に、刺激が強すぎたときに出るものと言われています。

当たり前の話ですが、患者さんの体質は一人一人異なります。
その体質に合わせて瞑眩を起きないよう、
適切な施術をさせていただいています。

しかし、瞑眩が起きる原因の一つに
もうひとつ大切なことがあります。
それは 頑張りすぎスイッチ。
自分の容量以上に頑張っていらっしゃる方は針灸を受けることで、
その頑張りすぎスイッチが切れてしまうことがあります。

人間は有限の存在です。
精神にも身体にも限界はあります。
頑張り屋さんは往々にして精神が身体を凌駕している方が多いです。
つまり精神力で日々を乗り切っている。
そんな皆さんが口々におっしゃるのは、
疲れてる場合じゃない!です。
でも、心は色んな事で充足できるかもしれないけれど、
身体はやっぱり適切な休養が必要なんです。
心の栄養だけでは、身体は養えません。

鍼灸を受けて初めて、疲れてきっていた身体が、
疲れてるから、休憩してください!とお願いしてくる。
そんな瞑眩反応もあるのです。
その時は体の声に従って、十分に休息を取ってください。

私は頑張りすぎスイッチは自分の意識の元で切った方がいいと考えています。
方法は鍼灸に限りません。マッサージや、アロマなどいろんな方法でいいと思いますます。
(うちは鍼灸しかありませんが。)
これがヒューズが飛ぶように無意識で切れてしまうと、
肉体的なことはもちろん、精神的にも結構なダメージを受けますから。

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